仮想通貨ブームはFXに影響を及ぼす?その2

外為相場では、米ドルとの通貨ペアをドルストレート、もしくはストレートペアといいます。通貨の交換は基本的に米ドルを介在させるので、例えば豪ドル円であれば円と米ドル、米ドルと豪ドルという2つの取引を複合させて交換が行われています。そのため、米ドルが含まれていない通貨ペアのことをクロスペアといいます。英ポンド円やNZドル円などはクロス円と呼ばれているのでご存知かと思います。

この構図を考えると、米ドルの需要がとても高くなることがお分かりいただけると思います。しかし、ビットコインなどの仮想通貨が国際間決済で利用されるようになってくると話は別です。日本円からビットコインに交換をした上でビットコインで支払い、受け取った側はビットコインを自国通貨に交換するとい形になるでしょう。

しかも、これはあくまでも過渡期の形であって、そのうちビットコインで決済をお互いの当事者は自国通貨を持たないかも知れません。なぜなら、ビットコインに通貨としての価値があるのでいちいち自国通貨に両替をする必要がないからです。

これが、通貨革命だと言われるゆえんです。

仮想通貨の普及がFXに与える影響としてまず考えられるのは、市場の凋落です。現物通貨の交換レートが変動することで利益を狙うのがFXなので、現物通貨の存在感が薄れてくるとFX投資の魅力も薄れてしまうでしょう。

もちろん、世界各国が自国通貨を捨ててしまうことは考えられません。そうでないと国家予算が組めませんし、経済運営もできません。使う人が減ったとしても現物通貨は今後も存在し続けることは間違いありません。ただ、その交換レートで差益を狙うよりも仮想通貨の差益を狙った方が利ザヤが出やすいということは投資家の大移動が考えられます。

また、FXでは仮に豪ドル円の買いポジションを持っていたとしても、その人がオーストラリアでそのお金を使うためではありません。あくまでも利益を狙った投資であり、それはレバレッジ1倍であっても同じです。
しかし、仮想通貨だと買ったもののレートが下がってしまったとしても、それをお金の代わりに使うことができます。その意味では生活により近い存在と言えるでしょう。


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