なぜ北朝鮮問題で円高になるの?1

まだまだ予断を許さない北朝鮮問題ですが、FX投資家にとっては少々解せない現象が起きています。それは、北朝鮮問題が危機的状況になっているのに、円高になるという現象です。日本経済に悪影響を及ぼしかねない問題だけに、なぜその当事者である日本の円が買われるのか不思議に思ったことはありませんでしょうか?

北朝鮮の通貨はウォンです。こちらはすでに経済が破綻状態になっているため国際通貨としての能力を持ち合わせておらず、通貨が暴落しているそうですが日本にはあまり関係がありません。

このように、紛争当事国の通貨は不安定要素が嫌われて売られるのが普通なのに、なぜ日本円は買われて円高が進行するのか?という疑問を持つ人は多くいます。

この理由について、順を解説していきましょう。この相関関係を知ると、FXトレードに役立つこと間違いなしです。

北朝鮮問題に限らず、日本経済に打撃を与える重大ニュースはこれまでにもありました。その典型は東日本大震災でしょう。経済損失は兆単位にのぼり、日本経済に対する打撃も相当なものでした。しかし、震災の数日後に起きたのは円の大暴落ではなく急騰でした。一気に進んだ円高はコントロール不能になり、外為相場が機能不全に陥るような事態となりました。

筆者のドル円とユーロ円の長期ポジションもこの乱高下でストップロスとなってしまい、手痛い結果になったことを覚えています。

この時にもやはり、北朝鮮問題と同じように日本にとって不利になるようなニュースなのに円が買われたのです。

こうした値動きの裏には、有事の円買いとも言えるような日本円に対する信頼の高さがあります。本来、世界の基軸通貨である米ドルやそれに準ずるユーロで持っておくべきだと思うところですが、世界の投資マネーはリスクオフになると円に向かう習性があります。




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