マージンコールやロスカットは何のためにあるの?

いずれも損失拡大を防ぐためにFX取引会社が強制的に発動するものとしては共通しています。

なぜ取引会社がこんなことをするのかと言いますと、預け入れている資金の範囲を損失が上回ることを防ぐためです。顧客がFX取引で損失を出した場合、預け入れている証拠金の範囲内であれば預けていたお金が戻ってこないという結末で納得するしかありませんが、さらに損失が拡大してFX取引会社から「あなたの損失は預け入れ資金の範囲を超えたので、追加で損失額を支払ってほしい」と言われたとしたらどうでしょうか?

真面目な人であれば支払ってくれるかも知れませんが、ただでさえ預け入れている資金がなくなった上に追加でお金を支払えと言われたとしたら、トラブルになるのは確実です。それを防ぐために発動されるのが、マージンコールでありロスカットです。

マージンコールはいわば警告のようなもので、「このままいくと損失が余剰資金を上回るのでポジションを決済しますよ」という通知が来ます。その通知に応じて損切りをするか、資金を補充すれば危険水域から脱出します。ロスカットは警告ではなく強制的な決済で、その時点で損失が自動的に確定します。

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