日銀のマイナス金利政策ってなに? その2

前回に続いて、FX一問一答として日銀のマイナス金利政策について解説します。2016年2月に発表されるや、そのインパクトは絶大で早くも円安基調に相場が振れています。

今回は、金利について解説しましょう。

FXでの金利といえば、異なる2国間の金利差を調整するためにあるスワップを思い浮かべると思います。高金利通貨と日本円の買いポジションには一定のスワップ金利がつくので、それを目的にポジションを保有している人も多いと思います。

日銀がマイナス金利政策を打ち出したことにより、日本円の金利はさらに低下します。つまり、外国通貨との金利差が拡大します。高金利通貨である豪ドルやNZドル、トルコリラなどとの通貨ペアで買いポジションにつくスワップは上昇します。スワップトレードといって買いポジションを長期保有して金利を稼ぐ投資家にとっては、このマイナス金利政策が追い風となります。

特にスワップというのは毎日つくものなので、金利差が広がることで毎日の収入が増え、長期保有することによる利回りはかなり改善すると思われます。




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